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後継者の特色を前面に出す経営戦略の設計

2023.10.16| ALL

「風は常に方向を変える」。企業の世界も同じで、絶えず変わっています。事業継承は、その変化の中で先代と後継者が新たな道を模索する過程。後継者が新しい時代に適応し、自らの色を出すための手引きとして、SWOT分析とSWOTクロス分析の利用方法を解説します。

新風を巻き起こすリーダーとして、己の特色を輝かせよ!

事業継承は、前の経営者の足跡だけを追うものではなく、新しいステージへと進むための一歩でもあります。先代の成功パターンが現代の成功へと直接繋がるとは限らない。新たなリーダーとして、後継者は自分の強みと特色を最大限に活かし、変動するビジネスの風景の中で最適な戦略を練る必要がある。そのための基盤となるのが、社会や市場の動きを正確に捉え、自社のチャンスやリスクを明確にすること。この考察の土台として役立つのが、SWOT分析とその進化形、SWOTクロス分析です。

時代の移り変わりを先取りするための洞察力を養う際、感じるだけでなく、実際のデータや分析が欠かせません。この分析手法を駆使し、ビジネスの新たな地平を見据えることが可能となります。

加えて、特例事業承継税制を取り入れる際の「特例承継計画」や「事業承継計画」の策定にも、これらの分析技術は極めて役立つ。後継者として、自分だけの色を放ちつつ、事業の持続と成長のための策を、これらの手法を活用して策定しましょう。

<SWOT分析>企業のコンパスを設定し、未来の地図を描く

“自らの足元を知り、明日の風を読む”。この精神で、SWOT分析は企業の現状を照らし出し、その未来を予測する有力な手法です。

外部の羅針盤:大きな流れを見逃すな

外部の大きな波をどう捉えるかは企業にとって重要です。自然の変動、法制度の動向、政治の風潮、社会の趨勢、経済の変化、そして文化の流れ。これらのマクロな動きと、より身近な市場の動きや競合他社の策略を分析し、これが我々にとってチャンスなのか、それとも課題なのかを見極めます。

内部の羅針盤:企業の核心を磨き上げる

自らが持つ武器、それは経営者の意志、従業員の力、独自の技術やサービス、そして情報や知的資産などの企業の核心です。これらの要素を明確にし、強固な点や弱点を見つけ出すことで、現状を明確にし、明日への戦略を磨き上げることができるのです。

SWOT分析を駆使することで、目の前の困難やチャンスを「明確に」認識し、未来への一歩を確実なものとすることができます。

<SWOTクロス分析>経営の新しい羅針盤を手に入れよう

“経営は、時として航海に似ています。波風の中、正確な方向へ進むための羅針盤が必要”。そのためのツールとして、SWOTクロス分析はその筆頭となります。

経営戦略の新しい地図

あなたの事業の未来をより明確に見据え、一歩先を行く戦略を考えるための鍵が、「SWOTクロス分析」です。この分析を用いれば、戦略の具体的な方向性や対応策を明確に見定めることが可能です。

風のように変わりやすい外部環境の中で、「機会(O)×強み(S)」をキャッチして積極的に進む戦略や、「脅威(T)×弱み(W)」の組み合わせで現れるリスクを最小化するための戦略を計画することが求められます。

①機会(O)×強み(S):積極的な前進戦略
②脅威(T)×弱み(W):リスク最小化戦略
③機会(O)×弱み(W):事業強化のための戦略
④脅威(T)×強み(S):市場での差別化戦略

このクロス分析を駆使することで、事業の強化やリスク回避のための優先順位を定め、具体的なアクションプランへと落とし込むことができます。後継者や経営陣は、この計画を胸に、リーダーシップを発揮し、戦略を適切に適用する必要があります。しかし、「経営の海は常に変動する」ため、時折、戦略の見直しを怠らないよう心がけましょう。

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